★三國志ネタ★
★特別武将&エディット★
  宮城谷小説「草原の風」   (2015/1/5)


▼「三國志」のエディットネタというか、宮城谷「光武帝」ネタ

「湖底の城」や「楽毅」を読んでる時に、いつものように宮城谷萌えが滾ってたので、
その流れで「光武帝」が主役の宮城谷小説「草原の風」も一気に読破してましたv(去年の話)

光武帝は知名度は低いけど、劉備や劉邦にとっては「重要人物」なので、
これはもう是非とも「三國志」に参戦させないと!!と前から思ってましたw(知名度が低いって言うな)
この人がいなかったら「三国志」になる前に、漢王朝も終わってただろうしな…(禁句)

かくいう自分もあまり光武帝のことは詳しくなかったので、「草原の風」をドキドキで読んでましたよ!!
ひとまず「草原の風」を読む前に、エディットで光武帝を作っておこうと思って顔グラだけ決めておいたが、
「草原の風」での「ご近所のアイドル」っぷりを見てたら、もっと「普通の青年」っぽい顔グラでもいいかなと思ったw




【劉秀(光武帝)】 ※エディット

漢王朝を復興させた後漢王朝の初代皇帝、劉欽の三男、字は「文叔」、諡号は「光武帝」
王莽による簒奪後の混乱を治め、各地の群雄勢力を制圧し、「劉氏」による漢王朝を再び興して「後漢」王朝を建てた

後漢の創始者である光武帝(劉秀)と、蜀漢の創始者である昭烈帝(劉備)は「景帝(前漢の第6代皇帝)の末裔」と称した
諡号の「光武帝」は漢朝を中興したことより「光」、禍乱を平定したことより「武」の文字が採用された
「隴を得て蜀を望む」「志有る者は事竟に成る」「柔よく剛を制す」などの言葉を残している

劉秀が産まれた年に、県の境にめでたい稲(一茎に九穂もある突然変異体)が生え、これにちなんで名前を「秀」としたという
「秀」とは、すらりと美しく周囲から抜きんでて伸びた稲穂のことを意味する

幼少の頃の劉秀は、非常に慎重で物静かな性格で、身長は当時の平均である7尺3寸(168cm)、
あごひげと眉はくっきりと美しく、口は大きく鼻は高く、額に「日角」(太陽のような突起)があった
若い頃は「仕官するなら執金吾(官服が華美な首都の警察隊)、妻を娶らば陰麗華(地元で美人と評判の豪族の娘)との希望を公言していた(のちに陰麗華を娶り、皇后とした)

王莽は劉邦が立てた「漢(前漢)」王朝を簒奪して皇帝位につき「新」王朝を作ったが、悪政を行ったため国内各地で反乱が発生した
反乱軍として劉秀の兄も挙兵したが思うように兵が集まらず、慎重で謹直な性格と評判であった劉秀が参加すると、劉秀の判断を信じ叛乱に参加する者が増えるようになった

漢の高祖(劉邦)の子孫は多く、当時、劉氏は何万人もいたが、劉秀が15歳のときに劉氏の漢王朝は滅んで、王莽による新王朝になっており、劉一族は迫害を受けて没落するものが多かった
劉秀もまた前王朝の没落貴族であり生活は貧しく、挙兵時は馬を買うことができず牛に乗っており、朝廷軍より捕獲した馬に乗るようになったという逸話がある

反乱軍は快進撃を続け、王莽に奪われた劉氏による漢王朝を再興するために、劉氏の中の劉玄を擁立して皇帝とした(「更始帝」と呼ばれる)

王莽は更始帝を討伐するために100万の軍勢を出発させた(戦闘兵42万、残りは輸送兵)
王莽軍は劉秀が拠点としていた昆陽城を包囲・攻撃したが、劉秀は夜陰に乗じ僅か13騎で昆陽城を脱出し、近県で3千の兵を集め、昆陽包囲軍と対決する
王莽軍は迎撃したが、劉秀やその部下の奮闘により大敗を喫した(昆陽の戦い)

それにより全国に反王莽の群雄が起こり、王莽は長安に乱入した群盗により殺された
王莽がいなくなると更始帝は一気に堕落して、財宝をかき集めて日夜宴会を開き、政治は全く省みることがなかった

更始帝よりも実績と名声のあった劉秀の兄は、すでに更始帝の側近たちによって暗殺されており、
弟である劉秀も危険視されていたが、劉秀は更始帝に兄の非礼を謝罪し、
周囲が弔問に訪問しても事件については一切語らず、自ら災禍に巻き込まれるのを防いだ

更始帝から離れ、混乱の続く河北の地を統一した劉秀の勢力を恐れた更始帝は、
劉秀を「蕭王」に封じて河北の兵を解散させて長安に呼び戻そうとしたが、劉秀は河北の平定が完了していないとこれを拒否し、自立する道を選択した

河内の実力者となった劉秀は部下により皇帝即位を上奏され、2度固辞したが、3度目の要請には「之を思わん」と返答、
4度目の要請で即位を受諾し、自ら皇帝位について元号を「建武」として、洛陽を首都とした
その後、更始帝軍は内紛を起こし、更始帝は投降した後で殺された

敵軍数十万を降伏させたとき、降兵らがなお安心していないことを知って、劉秀が軽装で巡察したため、
降兵らは「蕭王(劉秀)は赤心(真心)を持って人を信じて疑わぬ、命をかけてお助けしようではないか」と語り合ったという
敵を降伏させて自軍に取り込んでいく手法で、完全に群を抜いた勢力となった光武帝は、各地の群雄勢力を制圧し、ついに全国を統一した

光武帝は中国統一と前後して、奴卑の解放や租税の軽減、軍士の帰農といった政策により、王朝の基礎となる人民の生活の安定を図る一方、統治機構を整備して支配を確立した
皇帝に即位後、故郷の宴席で宗族の諸母は、「文叔は若い頃、慎み深くて、人と打ちとけて付き合う事がなかった。ただ生真面目で柔和なだけだった。今やこのような皇帝である」と言った
光武帝はそれを聞いて「我は天下を治めるも、また柔の道にて行わんと思う」と笑ったという






  劉氏による漢王朝   (2015/1/6)


 【前漢・劉邦 (高祖)】 ※いにしえ武将

 【後漢・劉秀 (光武帝)】 ※エディット

 【蜀漢・劉備 (昭烈帝)】 ※「三國志11」


漢王朝は「火徳」の王朝なので、イメージカラーは「赤」…のはずなのに、そもそも劉邦さんが赤くないという罠www
せっかく光武帝も「赤」をイメージして顔グラを選んだのにwww

ざっくり説明すると、まず劉邦が項羽に勝って漢王朝を作って、一度滅ぼされた漢王朝を劉秀が再興して、
再び衰退した漢王朝を劉備さんが何とか…出来たら良かったのにねぇという話です(禁句)

なんか最近ドラクエネタにハマってたせいで、この三人がドラクエの三部作っぽく感じるwww(「ロト」シリーズや「天空」シリーズ参照)
この場合、劉邦さんが「伝説の勇者」で、劉秀がその子孫で、さらに劉備がその意志を継いでますwww

ってことは、劉邦さんは酒場で知り合った「ゆかいな仲間たち」と共に、最強の魔王(秦の皇帝や項羽)を倒し「伝説の勇者」となって(DQ3)
「勇者」の子孫である劉秀は、さらわれたお姫様(陰麗華)を一人で助けに行き、姫と共に新しい国を作り(DQ1)
劉備さんは血を分けた(義兄弟という意味で)関羽や張飛と一緒に、仲良く三人で旅をする訳か…(DQ2)
そんな「劉氏三部作」も楽しそうですねッ!!!!(※発売は未定)

ちなみに「さらわれたお姫様=陰麗華」のご先祖様は、かの有名な「斉国の管仲」らしいので、
「伝説の名宰相」の血を受け継ぐ花嫁っていうのも素敵ですよね…!!(「天空の花嫁」のパターン?)
若い頃からの許嫁を忘れずに、ちゃんと皇帝になってから嫁を迎えに来る光武帝の愛が凄い!!
きっと光武帝は「フローラorビアンカ」の選択肢で「ビアンカ」を選ぶタイプ!!(むしろ二人とも娶って、ビアンカを正室に、フローラを側室にする)

まぁ、でもなんかエディットの光武帝を入れてみたら、うまいこと顔は似てる気がする
とにかく劉邦・劉秀・劉備の3人は総じて「魅力値」が高いと思う(劉邦の血?)

でも能力値で言ったら、劉邦さんは魅力値が劉備よりも「+1」なだけで、他の能力値は劉備さんよりも劣るし…
光武帝は一人で何でも出来ちゃうタイプなので、三人の中では確実に光武帝が最優秀です

光武帝は劉邦譲りの桁外れの「魅力値」と、諸葛亮並みの「知力」と「政治力」、
さらに呂布並みの「豪胆さ」と「武勇」を併せ持った無敵最強超人です

どんな大軍を相手にしても、少数精鋭で突撃しちゃいます★(100万の軍勢vs3千の兵という昆陽の戦い)

そのシーンを「草原の風」で読んだ時に、劉秀の言動に対してリアルに「はぁッ!!?」と驚きの声を上げたよw
なんかもう「ちょっとコンビニ行ってくるわ」ぐらいの軽いノリで、大軍に突撃していく劉秀すごい…というか怖い…!!






  光武帝の没ネタ   (2015/1/7)



宮城谷だと初期設定が「どこにでもいそうな平凡な青年」というイメージなので、この顔グラでもいいかと思ってた(いつもの「民」の顔グラ)
ご近所のマダムたちに大人気の真面目で物静かな優しい青年です

その「平凡な青年」が何故か挙兵した途端に「最強の武将」となって、たった数年で最終的に「史上最高の皇帝」となるのが不思議なところですね(宮城谷マジック)
いくら「劉氏」とはいえ「一般市民」だった劉秀が、挙兵して数年で「皇帝」になっちゃうなんて、なんという成り上がり伝説…!!
まさにリアル「三國志8」状態…!!!!(武将プレイ)

宮城谷だと「普通の青年」だけど、他の作品だと普通に侠客と交わったり、賭け事の好きな侠気溢れる男だったりもするので光武帝は侮れないw
でも実際、光武帝は「最強超人」だとしても、本気で一人で何でも出来ちゃうタイプって好みが分かれる気がする…

戦をすれば豪胆で最強だし、演技力もあって知略も得意だし、政治も得意で善政しまくってて、
惚れた女をまんまと嫁にして、皇帝になってからお家騒動も謀反もなく、何不自由なく穏やかに晩年を過ごすパーフェクトな人生!!
もはやここまで「弱点」が何も無い「パーフェクト超人」だなんて反則的過ぎる!!
しかも「パーフェクト超人」なのに、みんなから妬まれる「天才」という訳でもなく、偉ぶらずに淡々とすべてをこなすから、人格面でもパーフェクト…!!
「弱点」も「欠点」も何も無いと、逆にネタにしづらい!!!!

光武帝は「弱点がない」のが唯一の弱点かな…
「項羽と劉邦」や「三国志」のように、これといった「好敵手」がいなかったのもネタにしづらい点だな…
光武帝の「一人勝ち」状態だと、やっぱり「物語」としては盛り上がりに欠けるし…
「三国志」に比べて、いまいち「光武帝」の知名度が低いのは「物語」として面白いかどうかの問題じゃないかと…

ちょっとぐらい敵に負けるとか、何かしらの愛すべき弱点があるとか、
同情されるような悲劇的なラストがあれば、もっと人気が出たと思うんだ!!(個人の解釈)