★三國志ネタ★ ★特別武将&エディット★
  「藺相如×美少年」の可能性   (2014/12/18)


 【藺相如(りんしょうじょ)】 ※いにしえ武将

戦国時代末期、趙の恵文王の家臣、「完璧」や「刎頸の交わり」の故事で知られる、「怒髪衝冠」(怒髪天を衝くの語源)
もとは恵文王の宦官・繆賢の食客であったが、秦が趙の宝「和氏の璧」と自国の十五城との交換を申し出てきた際に、
その危険な交渉に使者を誰にするかで悩む恵文王に、繆賢が「自分の客人に藺相如という知勇兼備の者が居ります」と推薦した

藺相如は使者として秦王と対面し、秦王が城を譲る気がないと判断すると、「和氏の璧」を無事に持ち帰った
恵文王は藺相如が生きて帰ってきたことを喜び、使者のために仮の家臣としていたのを正式に自らの家臣とした
その後も藺相如は胆力と知恵を武器に、強国・秦に一歩も退かず、趙のために働き続けた


「奇貨居くべし」は呂不韋が主役なので、かなり油断してたら、かなり序盤で急に藺相如が登場してビックリした!!
このタイミングで藺相如登場ですか!!!?(ふわっと登場)

しかも藺相如が普通の「冷静沈着な軍師キャラ」ではなく、
どちらかと言えば、スリルが大好きで豪快に啖呵を切るキャラだった…とにかく肝がすわり方がすごいw

いや、藺相如と言えば「怒髪衝冠」(怒髪天を衝くの語源)だから、「怒らせたら怖いタイプ」だとは思ったがw
藺相如を初めてみて「自分が女であれば、やはり藺氏を慕うかもしれない」と男に思わせるぐらいの男気溢れるキャラでしたw
この藺相如だったら「武将」として戦場でも単騎突入していける気がするwww(でも昼ドラ展開な不倫はダメだよ、藺氏!)

その藺相如の客となった呂不韋だが、別に孟嘗君のように食客を集めている訳でもないのに、
綺麗に着飾った身分不詳の美少年を、理由も告げずに急に自宅に連れ帰って、そのまま住まわせてたら…
「どこの美少年を拾ってきたんだ?」「まさかそういう趣味が…?」って家中で変な噂にならないのだろうかw

――と思ってたら実際に「和氏の璧」を秦へ持っていく道中で、常に藺相如の傍らにいる呂不韋を見て、
「もしや、藺氏は男色を嗜むのか」と随行者にツッコまれてて笑ったwww
いや、そりゃそうだろうwそう思われても仕方ないわwww

国にとって超重要な任務を背負った旅なのに、別に臣下でも僕人でもない、ただの客である呂不韋が、
詳しい説明もないまま藺相如に付き添ってたら「なんだ、あいつは」ってなるだろw
しかもそれが男が見惚れるくらいの美少年だったら、なおさら怪しいwww
「剛毅で男盛りな藺相如×無口な美少年・呂不韋」ですか?
「あの童子は道人で、藺氏の食客であるらしい」と納得してるのは少数だと思うw

そもそも藺相如自体が「宦官の客」な訳だし、宦官といえば王の男色相手になるぐらいだから、
そんな宦官に仕えてる藺相如も、周りから見たらけっこう蔑まれてそう
「藺相如は宦官に囲われてる」とか「繆賢とデキてる」ぐらいの噂があってもおかしくないw
そこにさらに美少年まで一緒に暮らし始めたら、なおさら怪しいwww
むしろ美少年・呂不韋がそのまま宦官として恵文王に差し出されなくて良かったwww

藺相如にしてみればそんな下種な噂も聞き飽きたぐらいなので、軽く聞き流しますよ!
影で何を言われても気にしないのがポリシー!!悪口はすべて聞き流します!!






  30歳の独身×15歳の美少年   (2014/12/19)


でも「奇貨居くべし」だと、繆賢は最初から宦官だった訳ではなく、
過去に罪を犯して死刑になるところを藺相如の助言で減刑され、腐刑に処されて宦官になったらしい

ってことは藺相如は、宦官になるまえから繆賢に仕えてたってことか?
罪人と同じ宦官は尊敬されないし、ただの食客なら腐刑に処された繆賢のもとを離れても良さそうなものを、
主人が宦官になっても律儀に仕えてたのか…藺相如も義理堅い男だな!
逆に考えれば、それほど恵文王に寵愛されてる繆賢の近くにいれば、出世できると考えたのかもしれないがw(その予想は的中)

それより燕王が過去に繆賢を口説いててビックリwww
「燕王」と言っても、趙と燕が同盟を結んでた時のことだから、きっと人材大好きな燕昭王のことだと思うが、
趙恵文王にバレないようにこっそり繆賢の手を握って「友人になりたい」と口説くなんて…何やってんだ、昭王――!!!!

楽毅が頑張って燕と趙の同盟を進めていた影で、そんな三角関係が巻き起こっていたとはw
恵文王のお気に入りである繆賢の手まで握って口説くなんて、なんというナンパ師!!恵文王にバレたら恨まれるぞ!!
人材大好きなのは分かるが、他国の将を口説くのは楽毅だけにしろ――!!!!(曹操以上のスカウトマン)

この時代だと「男色」も普通にあったので、当然ながら宮城谷作品でもちょいちょいネタにされるが、
今のところ宮城谷で一番の男色ネタは、思いっきり他国の王に風呂を覗かれた長耳だろうwww

ちなみに「楽毅」を読んでる時は、寝る前に読んでたせいか、もれなく夢に楽毅が出て来たが、
「奇貨居くべし」を読んでる時は呂不韋と鮮乙が夢に出て来たw(寝る前に読んでるので)
作中だと呂不韋が鮮乙を助けることが多いが、夢の中では鮮乙が呂不韋をアクション映画並みに助けてましたw

というか楽毅が夢に登場した時は、何故か風呂に入ろうとしてる場面で、完全に楽毅が全裸だったんだが、
なぜ夢の中で楽毅を襲わなかったのだろうと、目が覚めた瞬間に悔やんだよ!!(自重しろ)


呂不韋と藺相如も仲が良いが、そもそも呂不韋と一緒に二人旅している鮮乙も相当あやしい
むしろ「本命は鮮乙だな」って思うぐらい、道中の二人がラブラブすぎて…!!(何)

商人の息子・呂不韋(15歳)と、それに仕える鮮乙(30歳・独身)の歳の差主従関係だが、
鮮乙が最初から美少年・呂不韋に目をつけてたと知って衝撃です!!(←語弊がある言い方)
家庭内に居場所がなく常に孤独を抱えた繊細な美少年と、同じく孤独を抱えた鮮乙というカップリング上等な設定です←

呂不韋も最初は鮮乙を警戒してたのに、旅を続けるうちに仲良くなって、とうとう「私が店を持ったら鮮乙を家宰にする」と宣言するとは…!!
もはや一生、鮮乙を手放す気はないのか!!呂不韋の独占欲すごいと思った!!(違)
呂不韋は美形過ぎて女にモテモテなのに「鮮乙が妻を娶るまで私も結婚しない」とか言い出してビックリしたw
ちょwどこまでラブラブなのか、この主従www

しかも鮮乙がずっと独身だった理由が、ちょっと見かけたセレブな美少女を嫁にしたいからって…
やっぱり美少女や美少年が好きなだけだったんじゃないか!!?(疑惑)
呂不韋に対して「美しい」って言いすぎだし、最初から美少年狙いかw
しかし鮮乙と出会って覚醒した呂不韋は立派に成長して、一人で乱世をグイグイ突き進んでいきましたw






  刎頸の交わり   (2014/12/20)


 【廉頗(れんぱ)】 ※エディット

廉頗は将軍として秦の昔陽を取り、斉の陽晋を落とした
この功により上卿に任ぜられ、勇気のあることで諸侯の間で有名となるが、
口先だけの働きで手柄を挙げ、位も自身より上回っている藺相如との仲は、極めて険悪であった

その噂を耳にした蘭相如は、それ以来、病と称し外出をやめた
廉頗をこそこそと避ける藺相如を見た家臣たちは不満を口にしたが、
「強大なる秦国が何故わが国を滅ぼそうとしないのは、私と廉頗将軍がいるからだ。
今、廉頗将軍との間に亀裂が生じれば、それこそ秦の思う壺であり、わたしがあのような行いをするのは国家のためなのだ」と家臣を諭した

この話はたちまち宮中に広まり、それを聞いた廉頗は上半身裸の姿で相如を訪ね、自分の不徳と愚かさを恥じ、
「このいばらの鞭でわたしをお打ち下さい」と鞭を差し出したが、藺相如は「将軍あっての趙国だ」といった
廉頗は心から心服し「あなたのためならば、たとえ頸(くび)を刎ねられても悔いはありません」といい、
藺相如も「わたくしも将軍のためならば、喜んで頸を刎ねられましょう」といった(刎頸の交わり)


戦国の「仲良しコンビ」といえば「刎頚」!!(春秋時代だと管鮑)
「奇貨居くべし」で藺相如宅で酒宴があった時に、デフォルトで廉頗将軍も参加しててニヤニヤしたw
やっぱり藺相如の酒宴には必ず呼ばれるのか?むしろ一緒に住んでるのかw

廉頗将軍は武力型の猛将かと思ってたら、けっこう冷静で戦略も上手く部下に気遣いの出来るタイプでした
でも酒宴でのグイグイな感じは可愛いv豪快だなw

当初は「鞭で打って下さい」とか言い出すから、廉頗将軍がドMなのかと思ってたが(おい)
よくよく考えたら藺相如も、和氏の璧と一緒に柱に頭を打ち付ける気満々だったし、どっちもドMだなぁと思った(何)
この二人を怒らせたら秦王もビビるレベルwww(最強コンビ)

しかし廉頗が晩年、後任の将軍の「楽乗」を撃破して魏の亡命したそうだが…
「楽乗」って…え?まさか「楽毅」の時に登場した、あの楽乗…!?(多分)
「廉頗vs楽乗」の戦いをもっとじっくり書いて欲しかったー!!

毎度のことながら「藺相如」が毎回「りん少女」に変換されるのは一体どうしたらいいのかw
他の人名は普通に変換してくれるのに、なぜ藺相如だけ変な風に変換されるのか…
いや、個人的には「りん少女」でもいいけどwww