★桃園三兄弟22★
ここにきて、まさかの吉川ネタ
吉川の「泥魚」の話が好きだ!!というアピールですv(何)
もちろん実際の「泥魚」はこんなネタじゃないですが(そりゃそうだ)
しかし吉川の文庫本を見て、ネタを解説する時間がないので…
とりあえず吉川ネタが分かる人は、ニヤリと笑って下さい(笑)
関羽が言ってた「泥魚」がどんな魚なのか知らんが、
吉川を読んだ時に俺の中では完全に「泥魚=有明海のムツゴロウ」ぐらいしか思い浮かばなかったw
「泥魚」の意味的にはこんなんじゃないんだろうなぁと思いつつも、劉備軍を泥まみれにしてるのは、基本的に兄者のせいだと思う(禁句)
なぜ劉備さんが無双2モデルなのかというと、あの衣装が一番「泥が似合う」衣装だったので(早い話が貧乏が似合う簡素過ぎる衣装)
そして彼が「水」担当
冬場でも「ホースで丸洗い」が劉備軍の基本(※もちろん冷水)
あの時の関羽の発言がなかったら、彼も変なアダ名(=「水」)を付けられることもなかっただろうにw
よほど劉備さんの脳裏に残った言葉だったんだろうな〜
「泥魚」の時の劉備さんのダメっぷりはともかく!!(禁句)
関羽の大黒柱っぷりに惚れたv
関羽にあそこまで言われたら、どんな絶望の淵にあろうと「水」を得るまで頑張れるさ!!(吉川のネタを知らんと何が何だかw)
(↓ネタ追記)
天才軍師といえば「私が諸葛亮を得たのは、魚が水を得たようなものだ」という「水魚の交わり」ですが、
その「水魚発言」に至る前の「前フリ」部分が、横光やその他の小説ではだいたいカットされている
あれって吉川限定のシーンなのか?個人的にかなり好きな場面なんですが…
だって関羽が格好良すぎなんだもの!!(←関羽好き)
【うろ覚え過ぎる解説・吉川三国志「泥魚」参照】
それはまだ諸葛亮の名前すら知らなかった頃の話…
相変わらず武力には優れても、兵法には弱い劉備軍(禁句)
関羽が曹操の元から戻って来て三兄弟が再会したのはいいものの、大軍で押し寄せた曹操軍に謀られ、コテンパンに叩きのめされて敗走に継ぐ敗走
残ったのはわずか数十騎の兵と劉備の家族のみという、まさに惨敗で、己の無力さに劉備は泣き出す
「ここにいる者たちは、それぞれに主君を支える能力がありながら、私に従ったばかりに苦労ばかりしている。
これ以上苦労をかけることは忍びないので、みんなそれぞれ新たな主君を捜してくれ」(※うろ覚えな台詞)
もちろんここまで従ってきた者たちは、劉備のためなら命も投げ出す覚悟だが、さすがに相継ぐ敗戦で軍の士気は上がらない
皆が落ち込み黙り込む中で、関羽が静かに口を開く
「たとえ百回負けても、最後に勝てば大義を成すことが出来ます。どんなに苦労しようと我々は最後に勝つことを信じています」(※うろ覚えな台詞)
そして水辺を指差して話を続ける
「あそこに泥の塊のようなものが見えますが、ゴミではありません。『泥魚』という面白い習性をした魚です。
この魚は川が干上がると泥で自身を包み、鳥についばまれることもなく泥の中でじっと雨が降るのを待ち、川の水が満ち溢れると泥を脱いでチロチロと泳ぎ出すのです。
つらい日照りの時は泥の中で静かに耐え続け、ひとたびこの魚が水を得た時、目の前には自由に泳ぎ回れる大海があるのみです。
人間の人生というのも、泥魚のようなものではありませんか」(※うろ覚えな台詞)
その後、徐庶と出会い、諸葛亮を得たことで劉備軍は立て直されたが、
若い軍師に過度の礼を尽くすことに、長年連れ添った義弟二人は不満を口にする
だが、それに対して劉備は、いつものように穏やかに笑う
「私が諸葛亮を得たのは、魚が水を得たようなものだ」
という前フリ部分があったのに、何故か横光ではバッサリ省略されてます(残念)
劉備軍の大黒柱・関羽が、敗戦に落ち込む劉備&兵たちを励ますという名シーンなのに何故だ!!
ここを省略されたら劉備の「水を得たようなものだ」という発言が唐突すぎませんか?
吉川オリジナルシーンだとしても、横光には是非とも入れて欲しかったシーンだな…(やっぱり関羽が格好いいv)
この前フリ部分があれば「水魚」の発言も、絶望していた時に言われた関羽の言葉を、兄者はずっと忘れてなかったという、最高の切り返し方になるのに…(さすがに自分の発言を繰り返されたら関羽も何も言えませんw)
吉川の場合は「水魚」を「水と魚のように親密」という意味じゃなくて、元々の意味を重視して使ってるから「泥魚」のシーンが必要だったのかな?
たまに他の小説でも「魚が水を必要とするように、天下を取るには軍師が必要だから我慢しろ」というビジネスライクな意味で使ってるのもあるけど…
ちなみに別の小説では関羽の泥魚話はないが、「生死を共にすると誓った雲長と翼徳は別として、みんなそれぞれ新たな主君を捜してくれ」とか言われる
つまり兄者の「部下はいなくなってもいいが、兄弟は別」発言です
これを言われた部下の方々は若干へコみそうですが、たまに垣間見せる兄者の「義弟に対する独占欲」がたまりません(何)
たとえ軍を解散しても兄弟とは一緒!!(義勇軍の時も同じ展開)